Plume開発2021

これはFediverse (2) Advent Calendar 2021の20日目の記事です。

昨日はRequinさんの自鯖と共に振り返る2021 みたいなのでした。のほほんとしてる間に色々事件(?)があったみたいですが、自分のタイムラインに流れて来ず知る機会がなかったので今更驚いたりしています。ご卒業おめでとうございます。

Plumeとは

Fediverse参加のブログエンジンです。記事を投稿したら別のPlumeインスタンスに流れたり、MastodonアカウントでフォローしていればMastodonタイムラインにタイトルとサブタイトルが流れてきたりします(今不具合で流れたり流れなかったりですが……)。

自分とこのPlumeやMastodonなどのアカウントからフォロー、いいね、ブースト、コメントができるのがいいなーと思っていて、密かにnoteの代わりになったらいいのにな、なんて思ったりしています。(金銭の)サポート機能も付けられたら最高ですね。

Plume開発の一年

さて、去年のアドカレで #Plume のメンテナーになったことを書きましたが、それからの一年を振り返ってみたいと思います。

メンテナーになってやる気のあった頃

今年の最初の三分の一は、開発をどうしたら継続できるかなーなんて考えながら、公式サイトやドキュメントサイトを引っ越して運営の手間を減らしたり、開発ブログを継続的に書いて使ってくれる人や開発に参加してくれる人が増えないかなーと考えていたりしました。インスタンスを自分で建てたりしてくれる人まで出てくれて、ありがたい。

疲れていた頃

その後の三分の一は、実は結構やる気をなくしており、あんまりPlumeのことはしていませんでした。何かあったわけではなく、何となく疲れたんでしょう。六月、ほぼ公式インスタンスの位置付けにあるFediverse.blogのサーバー運営の人が続けられなくなり、それを引き継いで別のサーバーに引っ越す作業をやりました。Google Compute Engineのインスタンスを立てて引っ越してみたところ、イランの人から「見られなくなった」って報告があって、アメリカ企業のサービスを使うというのはこういうことなのか……と慄きつつ、今はContaboというドイツの会社のVPSで動かしています。

やる気を取り戻した、しかし忙しい

これでなんかスイッチが入り、また開発を始めます。とは言うものの忙しく、月に数時間程度しか取れない。バグ報告とか改善要望をしてくれたり黙って見守ってくれる人には申し訳ない。一方で自分としては、隙間とやる気が出来た時にちょろっと触るので、結構気軽にしていられました。やっぱり前半は、気負う物があったのだなあ。

そんな一年でした。間もなく次のバージョンをリリースできるはずです。Mastodonのセキュアモードだと投稿が届かなかったのが、このリリースで届くようにもなります。その他右から左に書く言語用の対応とか、一部のページがめっちゃ重かったのの改善とかが入ってます。開発には区切りが付いていて、リリースノートもほぼほぼ書いたので、あとは見直してリリースするだけ……コミケの原稿が終わるまでお待ちください。

気分にムラがあり、それに連動して開発ペースにも波が出来てしまう性格なので、継続的に開発されている方にはほんとに頭が下がります。すごい。

来年

の話をすると鬼が笑うと言いますが。鬼の位置付けを知らず、この意味をよく分かってない。

来年は、開発にちょっとでも参加してくれる人が増えるといいなあと思っています。僕一人だと時間が取れず、使ってくれている人に申し訳ない。

それにあたって、HTML、CSS、JavaScriptだけでも参加しやすいようにしたらいいのか知ら、なんて思っています。現在は、HTMLもJavaScriptもRustで書いてコンパイルすることになっており、CSSはSCSSだから書ける人は多かろうものの、動作確認のためには結局Rustの環境を作ってビルドしなければならない。これが中々ハードル高いんだろう、という仮説があります。

でも使う分には使えるはずなので、どこかのPlumeインスタンスにアカウントを作って、記事を書いたり、いいねしたり、ブーストしたり、コメントするようになってくれたら嬉しいです!